はじめに
windows7でvagrantを使うの続きの記事です。
もしvagrantのインストールがまだであればwindows7でvagrantを使うを試してみて下さい。
vagrant sshとは
vagrant sshとは、vagrantで立ち上げた仮想環境にsshで簡単にログインできるコマンドです。しかしWindowsではデフォルトでsshクライアントが入っていないため、このコマンドが使用出来ません。
このままでは辛いので、どうにかしてwindowsでもvagrant sshが使えるようにします。
mingw-getをインストールする
Windows上でGNU/Linuxのコマンドラインツールを使えるようにしたMinGWというものがあります。 mingw-getとはMinGWのパッケージ管理ツールのようなもので、これを使ってsshをインストールして使えるようにします。
mingw-getはここからmingw-get-setup.exeをダウンロードして、そのファイルを実行するとインストールが開始します。
インストールの手順は、ここも説明に従って行えば問題ないです。
インストールが完了するとMinGW Install Managerが起動されます。
MinGW用にPathを通す
MinGWでインストールされるコマンドなども環境変数Pathを通さないと実行できません。 なにも変更せずにインストールしていればC:\MinGW\binにコマンドをインストールされるのでこのパスをユーザー環境変数Pathに設定してください。
MinGWを使って基本ソフトウェアをインストールする
MinGWを使ったインストール方法はこのブログの詳しく乗っているので、このブログの「パッケージのインストール:GUI編」を参考にしてください。
MinGWでsshクライアントをインストールする
MinGW Install Managerを開いて右側にあるMSYSをクリックするとMSYSのパッケージがリストで表示されます。その中にmsys-opensshとmsys-opensslというパッケージがあるのでそれらにチェックをいれます。
その後、左上メニューのInstallation->Apply Changesをクリックするとインストールが開始されます。
注意点
MSYSのパッケージはデフォルトだとC:\MinGW\msys\1.0\binにインストールされます。ここにもPathを通さないとコマンドが実行できないので、ユーザー環境変数PathにC:\MinGW\msys\1.0\binを追記してください。
vagrant sshを試す
sshのインストールが完了しましたら、コマンドプロンプトを立ち上げ、Vagrantiflleがあるディレクトリに移動します。 そこでvagrant upでvagrantを起動し、vagrant sshコマンドを実行します。
そこでエラーが発生せずに仮想環境の中にログインできたら成功です。
さいごに
vagrant ではrsyncコマンドも使うのでsshと同じ要領でrsyncコマンドをインストールしておいた方がいいです。 ちなみにsshと同じようにMSYSにパッケージが入っています。