windows7でvagrant ssh コマンドが使えるようにする

はじめに

windows7でvagrantを使うの続きの記事です。

もしvagrantのインストールがまだであればwindows7でvagrantを使うを試してみて下さい。

vagrant sshとは

vagrant sshとは、vagrantで立ち上げた仮想環境にsshで簡単にログインできるコマンドです。しかしWindowsではデフォルトでsshクライアントが入っていないため、このコマンドが使用出来ません。

このままでは辛いので、どうにかしてwindowsでもvagrant sshが使えるようにします。

mingw-getをインストールする

Windows上でGNU/Linuxコマンドラインツールを使えるようにしたMinGWというものがあります。 mingw-getとはMinGWのパッケージ管理ツールのようなもので、これを使ってsshをインストールして使えるようにします。

mingw-getはここからmingw-get-setup.exeをダウンロードして、そのファイルを実行するとインストールが開始します。

MinGW   Minimalist GNU for Windows   Browse  Installer at SourceForge.net.png

インストールの手順は、ここも説明に従って行えば問題ないです。

インストールが完了するとMinGW Install Managerが起動されます。

スクリーンショット 2015-06-02 18.03.41.png

MinGW用にPathを通す

MinGWでインストールされるコマンドなども環境変数Pathを通さないと実行できません。 なにも変更せずにインストールしていればC:\MinGW\binにコマンドをインストールされるのでこのパスをユーザー環境変数Pathに設定してください。

MinGWを使って基本ソフトウェアをインストールする

MinGWを使ったインストール方法はこのブログの詳しく乗っているので、このブログの「パッケージのインストール:GUI編」を参考にしてください。

MinGWsshクライアントをインストールする

MinGW Install Managerを開いて右側にあるMSYSをクリックするとMSYSのパッケージがリストで表示されます。その中にmsys-opensshとmsys-opensslというパッケージがあるのでそれらにチェックをいれます。

その後、左上メニューのInstallation->Apply Changesをクリックするとインストールが開始されます。

注意点

MSYSのパッケージはデフォルトだとC:\MinGW\msys\1.0\binにインストールされます。ここにもPathを通さないとコマンドが実行できないので、ユーザー環境変数PathにC:\MinGW\msys\1.0\binを追記してください。

vagrant sshを試す

sshのインストールが完了しましたら、コマンドプロンプトを立ち上げ、Vagrantiflleがあるディレクトリに移動します。 そこでvagrant upでvagrantを起動し、vagrant sshコマンドを実行します。

そこでエラーが発生せずに仮想環境の中にログインできたら成功です。

スクリーンショット 2015-06-02 18.44.17.png

さいごに

vagrant ではrsyncコマンドも使うのでsshと同じ要領でrsyncコマンドをインストールしておいた方がいいです。 ちなみにsshと同じようにMSYSにパッケージが入っています。

参考URL