CXDIVE 2018というイベントが東京で開催されており、これを知った瞬間に「行きたい!!」と思って参加してきました。
この記事では具体的なセッションの内容というよりもセッションを聞いた上で僕が理解したこと、考えたことなどを整理して共有しています。そのため実際の発表内容とずれている部分もあるかと思いますが、その点はご了承ください。
AR x CX : Niantic, inc 須賀健人さんのセッション「外に出て、繋がる。拡張された現実世界がもたらす価値」
ARとは「世界に、見えていない情報を付加して現実世界を拡張する」こと
ARとはなにか?という話になると、カメラで取った現実世界に映像が重なるものを思い浮かべると思うが、Niantic社の考えだとARとは「世界に、見えていない情報を付加して現実世界を拡張すること」と広義に考えているそう。
例として、Google Mapは人間の目には見えない範囲の情報を表示して行き先まで案内してくれるがこれもある意味ARといえる、という考え方らしい。
ポケモンGOの面白さは「共有性」と「共通性」にある
ポケモンGOがリリースされてSNS上では現実世界を写したカメラの映像にポケモンが映る ARモードの写真が溢れかえった。
これはゲーム体験をSNSシェアしやすい、したくなる「共有性」が設計されたものでポケモンGOが一気に広まる要因にもなった。
共通性というのはポケモンGOのイベントが行われるときに顕著に現れる。
ポケモンGOは、「誰かが見ているポケモンは、同じ場所にいるすべてのユーザーが見ることができる」という特徴があります。この共通性により、同じポケモンをユーザー同士で協力して捕まえる「レイドバトル」であったり、特定の地域にレアポケモンが出現するというイベントが実現でき、ユーザー同士で同じ体験をしたことを語り合うというユーザー体験が作れるようになりました。
Niantic社のライバルは「VR 」!?
Nianticはミッションとして、「AR技術を使って人をもっと外に動かす」ということを考えている。それは歩くことは健康にも良いし、自分の周りの世界のことをNiancticのゲーム体験を通してもっと知ってほしいという考えから。
会場からの「御社にとって競合・脅威となるような企業やテクノロジーなどはあるか?」という質問に対して、「特別に競合などを意識してはいないが、あえて上げるとするとVRなど座って映像をみているだけで面白い体験を出来るようなテクノロジーは、ARを使って外にユーザーを連れ出したいNianticとしてはライバルと言えるかもしれない」という返答していました。